パリにて、オオウエの和紙が空間を彩りました

土佐和紙に印刷。光の抜け感が美しいです

明けましておめでとうございます、本年もどうぞよろしくお願いします。
和紙屋4代目の大上です。

昨年のことになってしまうのですが、オオウエの和紙がパリデビューを果たしました!
いつも大変お世話になっているデザイナーの乾陽亮さんからのご依頼でした。

土佐和紙に印刷。光の抜け感が美しいです

土佐和紙に印刷。光の抜け感が美しいです

「茶のある暮らしを彩どる器 京焼・清水焼」展
2015年11月3日~7日
京都の清水焼の老舗である西川貞三郎商店さんのパリでの展示会です。
フランス語では、「Porcelaines de Kyoto et Kiyomizu / Des céramiques pour le thé qui colorent la vie」。

会場風景

会場風景

乾さんは、展示バナー、ポスター、パンフレットなどを全て手がけられています。
会場デザインは、なんと国立競技場の設計に決まった隈研吾さんがされています。

季節や趣向に応じてさまざまに発展してきた清水焼とその文化を伝える展示会になっています。
グラフィックも、美術館に並ぶような高級品を見せるものではなく、実生活を彩る器として表現されていて、多くのパリの方に楽しんでもらったようです。
メディアとして、弊社の土佐和紙をお使いいただきました。

元は提灯の原紙なのですが、インクジェットプリントを可能にしたもので、お仕立荘のインクジェットプリンタで仕立てています。
グラフィックに留まらず、空間演出までも担う形で考えていただきました。

光の透け感が美しく、来場者の方たちにも好評だったようです。

薄くて強く、透け感を感じる。
非常に和紙の特性を引き立てていただいたデザインをしていただき、ただただ感謝です。

写真は全て、写真家の梅田彩華さん撮影です。

会場風景

会場風景


会場風景

会場風景

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