新しい透かし和紙が生まれる現場。【お仕立て事例】

透かし和紙は光を透過してみるとその美しさが際立ちます

和紙が新しく生まれる、その現場、製紙会社。
機械の音、水の音、蒸気の音、そして熱・・・。
今、まさにその場にいます。

美濃にある製紙会社にて。

美濃にある製紙会社にて。

私たちがプロデュースした、新しい透かし柄の和紙。
これからこの和紙を使って、様々な製品が生まれていきます。

透かし和紙は光を透過してみるとその美しさが際立ちます

透かし和紙は光を透過してみるとその美しさが際立ちます

淡々と紙は作られていきます。
一定のスピードで流れ出てくる和紙の美しさに、思わず見とれてしまいます。
私はデザイナーなので、
この瞬間にも「こんな製品を作ってみたい」と創造をかき立てられるのでした。

乾燥して出来上がってくる和紙を注視する現場担当。その目は次々に流れてくる和紙の仕上がり具合に五感を使って全身で具合を見ていきます。

乾燥して出来上がってくる和紙を注視する現場担当。その目は次々に流れてくる和紙の仕上がり具合に五感を使って全身で具合を見ていきます。

プロとしての仕事ぶりは見ていて飽きる事はありません。
無駄のない動き、そして人と会話する時とは明らかに違う眼力。
この人たちがどれほど手間暇を掛けて和紙が生まれているのか、完全自動ではない世界故の、職人の技と心意気を肌で感じました。


製品を作るのが私の仕事ですが
その前の素材を作るのも、やはり製品なわけで、
紙素材、という奥の深い領域の面白さに感動する私なのでした。

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