12月17日、和紙のお仕立荘をオープンします!

お仕立荘のイメージ図です

イベントのお申し込み情報はこちらより

みなさま、こんにちは!

12月17日オープンで、「和紙のお仕立荘」という施設を作ります。オオウエ創業の地で、今は倉庫になっていた部分を改装しています。テーマは、「21世紀の和紙使いの伝統」を育むことです。

つきましては、12月19日(金)に、お仕立荘のオープニングイベントを行います。
https://www.facebook.com/events/862555547109784/?ref_dashboard_filter=upcoming
どんなことが出来るのか、実際に体験していただきたいと思っています。

時代の中での和紙使い
太古の時代、聖徳太子は写経事業に。平安時代、紫式部や清少納言は、物語をしたためるために。武士たちの贈り物に。障子やふすま、行灯などの住空間や出版など、時代の中で和紙は使い続けられてきました。

現代、和紙はその数を減らしながらも、たゆまぬ努力で作り続けられています。おそらく明日、世界無形文化遺産の登録も無事完了するでしょう。
また、機械抄きを取り入れ、数量を作る方法も確立されてきました。

しかし、生産者のそうした努力とは裏腹に、その使われ方は、非常に限定的です。現代生活の中で和紙の生きる場面を、いくつご存知でしょうか。美術館での修復、書道の大家や、日本画家の先生だけで、どれだけの人の目に触れることが出来るでしょうか。

時代は変わっていきます。今を生きる人々にとって、価値があるからこそ文化はつながっていきます。紙漉きの現場は、作ることによって伝統を未来につないでいきます。でも、それと同じだけ、「使うこと」や「伝えること」も文化を未来につないでいくことにおいて重要です。

100年後に、お仕立荘でなされるクリエイターさんや一般の方々との共創が、21世紀の伝統になっているように、「使うこと」や「伝えること」に重点を置いた施設にしていきたいと思います。

今後、オープンまで、それにオープン後、しつこいくらいにこの施設について紹介していきます、是非お付き合いください(笑)

お仕立荘のイメージ図です

お仕立荘のイメージ図です

コメントを残す