日経MJに、オオウエの取り組みを掲載していただきました

皆様こんにちは、和紙屋4代目の大上です。

先日、デザイナーの浪本さんとともに日経新聞本社にお呼ばれしまして、
インタビューをしていただいたものが、本日(11月25日)の日経MJに掲載していただきました。
すごく大きくてびっくりしました。

日経MJの紙面

日経MJの紙面

その記事を、簡単に要約させてもらいます。
(コンビニでも買えますので、もしご興味のある方は、是非お買い求めください!)

豊かな和紙文化 伝える

主に、オオウエが最近取り組んでいる3ブランドの特集でした。
特に、全国の和紙メーカーさんと協業した「Japan paper journey」を大きく取り上げていただきました。

先日記事を書きました、「卸・問屋に未来はあるのか」で言及した問屋の強みの部分にフォーカスしたブランドになっています。
全国9産地の和紙メーカーとの協業です。
記事では、雁皮が特徴の江州和紙、透かしが特徴の美濃和紙、世界遺産石州半紙、杉皮の吉野和紙、パルプを使用した伊予和紙を取り上げていただいています。
他にも、い草を漉きこんだ因州和紙、楮の模様入りの阿波和紙、独特の柔らかさを持った土佐和紙、竹簀が美しい越前和紙があります。

それに、各都道府県の漢字の一文字目をモチーフとしたデザインを落とし込みました。

デザイナー浪本さんのデザインへのこだわりも一緒に掲載されています。

クッション、メガネ拭きにも言及していただきました

デザイナーの竹安さんと作っている京都・黒谷和紙を使ったクッションカバー。

伝統工芸の手すき和紙と、伊勢エビや大根、腎臓などのとぼけたイラストの組み合わせが新しい。

という、お言葉を頂き、我が意を得たり、です(笑)

デザイナーの福嶋賢二さんと、活版印刷の船木印刷さんと作っている「off」ブランドのメガネ拭きも掲載していただきました。
アクリル繊維を使って抄いた素材を活用しています。
ライターの黒野さんにお渡しした所、「かなり使ってます!」と言っていただき、とても嬉しかったです。

最後に、非常に私の思いを上手にまとめていただきましたので、引用させていただきます。

手すきか、機械すきか、。天然素材か、木材パルプか。一口に和紙と言っても様々で、何が良いかは使う人や目的によって異なる。
いろいろな和紙を提示することで裾野を広げていき、ビジネスとして成立させながら伝統を守ろうとしている。
そのためにも、まずは消費者の目に止まることが欠かせない。大上さんは「デザインの力で和紙の工房と、使う人の橋渡しが出来れば」と語る。

和紙の面白さを、より多くの人に伝えていきたいと思います!!

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